ソーシャルディスタンス
社会的距離
先日、マックシェイクが急に飲みたくなりドライブスルーに入ろうとしたところ休業中
「その店舗の従業員に感染者が出た」との事
遂に行動エリア内に感染者が出たことを知り、身が引き締まる思いがしました。
連日テレビやラジオでは、新型コロナウイルスの話題で持ち切り
盛んに「ステイホーム」 「ソーシャルディスタンス」を呼び掛けています。
英語で軽い印象を受けがちなワードですが、このまま事態の収束が見込めず長引けば今までの生活は,もう戻らないような気もします。
人との距離を取り、接触は禁止
人と手を繫ぐ事も憚れる。居酒屋で馬鹿話しや愚痴も旧き良き時代の思い出。そんな時代になってしまうかもしれません。
人類が誕生してから、いや私が産まれてからのたった数十年間でも技術の進歩や環境、治安の変化により生活様式もガラッと変わりました。
喫煙にしても昔は、何処でも吸う事が出来、ほとんどの人が喫煙者でした。
また、40年前と今とでは子供の体型が全然違う事もお気付きだと思います。
ちょっと怖くて都市伝説っぽい話になってしまいますが
この人間の身体(特に内面)の弱点に浸透してくる新型コロナウィルスの発生は、我々にはどうする事も出来ない進化、又は変化を伴う人類の歴史の流れに大きく関連している気がします。
20年くらい前に少しだけ話題になった「セカンドライフ」を憶えているでしょうか?
仮想空間でアバターを使い仮想通貨にてショッピングや事業が出来るという仕組み。
今話題のどうぶつの森など、ゲームの世界でも似たような世界が広がりつつあります。
また、SNSの普及により人と直接会わなくても交流が出来る時代です。
実際私も業務連絡や報告、仕事の受注や経理等もスマートフォンで済んでしまう事が大半です。
リモートワークが普及したり、企業の倒産や職場の休業で経済的に、また直接感染で苦しんでいる方もたくさんいると思います。
晴れてコロナウィルスが収束となっても、果たして全て元に戻るでしょうか?
世界の経済的な打撃は、リーマンショックを遥かに上回っていると聞きます。
緊急事態宣言による行動の制限を経験して
「実は、この行動必要無いんじゃない?」
「この仕事必要だった?」
逆に「こんな仕事が必要だった!」
こう感じる人や企業も出て来ると思います。
今までの常識や行動、仕事の取り組み方。当たり前が変わってしまうかもしれませんね。
私は、有識者でも経済学者でも医療関係者でもありません。
吹けば飛ぶような個人事業主ですが、この程度の想像は出来ます。
「自粛疲れ」などという能天気な理由で地方に出掛けてウィルスをばら撒く人、マスク販売の行列を作る老人
越境してまでジムやパチンコに通う、更には医療従事者や運送ドライバーへの風評被害
この辺の人間の弱さに新型コロナウィルスは乗っかって来てると思います。
人や物への接触が不要、または危険とされるようになると
数10年後あるいは数100年後、人類は身体を持たない生物になっているかもしれませんね。
あるいは存在自体が…
信じるか信じないかは貴方次第です!
私自身も弱い人間です。欲望や衝動に勝てない部分も未だに多々あります、しかし人の弱さや泥臭さい部分も好きです。

思い出してください。
人と戯れ合ったり、居酒屋で唾を飛ばす程大爆笑!
プロスポーツやライブ会場での地面が震える程の歓声
大型連休になれば行楽地は大混雑
街ゆくカップルや老夫婦も仲睦まじく手を繫ぎ
真夏の音楽フェスでは、汗だくで踊り、モッシュピットに突っ込む
職場でマスクをしている人を見かければ「風邪ひいたの?移すなよ(笑)」
学校や幼稚園では子供達のはしゃぐ声
ほんの数ヶ月前までの日常…
戻れるのかな?
戻りましょう。
頑張って戻しましょうよ。
「また会うために、出来ることをしよう」
この言葉にグッときました。
少しでも長く旧き良き時代を生きたいと願う今日この頃です。